【SVシングルS1】ミミラキAiles neigeux【最終229位】
はじめまして、どろっぷと申します。
順位で見れば特別高いものではありませんが、(恐らく)最高レートを更新できたので記念に記事を残しておこうと思います。
構築経緯
今作でカイリューがアンコールを習得したのを見て、どう考えても強いと思い飛行テラスの竜舞アンコール型で採用し構築の軸としました。
カイリューのサポートのステロ要員を探す中で、耐久振りガブがステロを撒きつつ相手を流しているのを見て、甘えるステロラッキーが相手のテラスに怯えず近いことをやれそうと思い、初手ラッキーからのカイリュー@1を基本選出として構築を組むことを目指しました。
基本選出の@1枠には、対応範囲の広さを評価してミミッキュ(剣舞呪い)を採用し、それでカバーしきれない相手に対し、寝言持ちの珠セグレイブを採用したところ使用感が良かったのでラッキー+カイリュー+ミミッキュorセグレイブを基本選出としました。
最後に、ここまでで重めであった
①受け気味のサイクル
②電気と鋼
③セグレイブ(氷柱針と礫)
に選出画面で圧力をかけられて面白そうなポケモンとして、
・スカーフコノヨザル(対面選出要員兼どうしようもなさそうな時のお守り)
を採用し最後まで潜っていました。
構築の要点
・ラッキーのステロ+荒らしからカイリュー@1を通す
・サザンセグレイブで受けを崩す
個別紹介
カイリュー(飛)@するどいくちばし
173(52)-180(204)-115-x(-)-120-145(252+)
テラバースト じしん りゅうのまい アンコール
S:1舞でドラパを抜く ミラー意識
A:183-116ガブを+1くちばし飛行テラバでステロ込み最高乱数切りで倒せるライン
H:残り(カイリューのステロ込みテラス鉢巻神速を耐える可能性を高めたい)
今期最強と信じてやまなかったエース。
竜舞飛行テラバがあまり考慮されないうえにシンプルに通りが良く、止めに来るアーマーガア等の物理受けをアンコールでハメて全抜きできる圧巻の性能でした。
最終日前日までは少し耐久に寄せて地震を羽にしていましたが、ジバコや耐久振りサーフゴーで負けることが多かったことに加え、エルブレスさんの構築記事で飛行テラバ1ウェポンのカイリューが公開されていたため最終日はこの構成となりました。
アンコールの性能が9割ですが、くちばしの火力も絶妙で優秀でした。
羽があった頃の名残でHを徐々にAに寄せていったのでこのようなステータスになっていますが、ミリ耐え負けが多かったので素直にASでよかったです。
羽休め入りの強みは他に順位の高い方の記事を参考にしていただくとして、羽を切って地震で使用した感想としては、
・サイクル性能
・相手のテラスによる耐性変化に対する安定感
・全抜き性能(対ミミッキュ性能等)
等々が失われ性能は確実に落ちますが、構築の組みやすさ、苦手な相手への選出のしやすさは地震に軍配が上がると思います。
本構築のような対面的な展開になる構築なら地震も十分ありだと思います。
(余談)
やっぱり羽の方が偉い場面が多いので、羽休めで構築をまとめられるのが正解だと思います。
ラッキー(妖)@しんかのきせき
325-9(-)-62(252+)-x-156(244)-72(12)
たまごうみ あまえる うたう ステルスロック
耐久振りステロガブでやりたいことの7割くらいをやりつつ、ドラゴン対面の持ち物とテラス竦みに怯えず対面から仕事ができる点を評価して採用しました。
初手対面した物理アタッカーに対して甘えるから入ることにより、相手を流しつつステロを撒けるので荒らし性能が高いです。
単にステロを撒くだけでなく+αの性能としてこの荒らし性能が非常に強力でした。
環境にいないポケモンなので、生半可な物理で殴ろうとする相手への初見殺し性能が高かった気がします。
暇な対面で歌って有利展開をとれるのも凶悪でした。
歌うの枠が自由枠となりますが、
・数値の低い環境であるため純粋に撃てる回数が多い
・カイリューをとめてくる欠伸絡みの展開に対して切り返しを狙いやすくなる
・相手のアンコールや拘りトリックに対して強い技を振りかざせる
・相手の身代わりにワンチャン切り返せる
等々のメリットから、使う言い訳をさせてしまう技でした。(更生するのでナイトヘッドかドラテください)
このポケモンを間違えずに使えるようになれば安定して勝てると信じて年明けから構築を組みなおしました。
動かし方に慣れるまでかなり順位を落とし多くの試合数をこなす羽目になりましたが、間違ってはいなかったと思いたいです。
ミミッキュ(霊)@ラムのみ⇔いのちのたま
131(4)-142(252)-100-x(-)-125-162(252+)
じゃれつく かげうち つるぎのまい のろい
ストッパー兼スイーパー兼崩し役として基本選出の一角を担っていました。
殴り合いにはやはり強く、無難に強かったです。
後述のセグレイブと珠を取り合っていましたが、セグレイブの動かしやすさ重視で珠を渡しました。
火力不足は否めないので火力を出したい相手に対してもう1舞できる可能性のあるラムを持たせました。
最終日はラッキーを崩しに来る鉢巻ガブ・カイリューが多く、逆鱗と神速の一貫を切れるのが地味ながら優秀でした。
セグレイブ(氷)@いのちのたま⇔こだわりはちまき
191(4)-216(252+)-112-x(-)-106-139(252)
きょけんとつげき つららおとし こおりのつぶて ねごと
カイリューが止まりがちな電気、セグレイブ、天然勢やブイズ等の欠伸に対して動かせる裏エースとして採用。
ミミッキュで対応できない範囲を担当してもらうため歪な構成になっています。
氷テラス氷柱と礫の火力が中々のもので、それなりには強かったです。
美しくない技構成ですがシーズン1なのでご愛嬌ということで。
コノヨザル(鋼)@こだわりスカーフ ※やるき
217(252)-136(4)-100-x(-)-110-156(252+)
インファイト ふんどのこぶし いのちがけ アンコール
ラッキーを出さない対面選出時のコマとして採用しました。
「活躍できそう」よりも「命がけしたい」が採用の決め手です。
スカーフによる高いSからのアンコールはもっと候補に挙がってもいいと思います。
しかし、カイリューの裏のスイーパーをやるにはインファの火力が終わっているのと、何より命がけが決まらないことが多すぎるので冷静に他を検討すべき枠です。
167-x(-)-110-177(252)-111(4)-165(252+)
あくのはどう ラスターカノン みがわり わるだくみ
セグレイブで崩しきれない受けを崩しきる枠としてこちらの動画を参考に採用しました。
他に思いつくまではとりあえずこいつで潜ろうくらいの軽いノリで採用しましたが思いのほか強く、受けの相手にはプレミ以外は大体勝っていたと思います。
何よりメトロノーム悪の波動がとっても楽しかったです。
サーフゴー入りの受けには特にこのポケモンを大事に立ち回ります。
純正の受けには、セグレイブミミカイリューで頑張ってハピラキ以外にテラスを切らせれば基本的にかなり有利です。
スタン寄りの相手でもキョジオーンやヘイラッシャ入りに選出しましたが、裏のチョッキマリルリや任意のテラスのドラパルトに負けることを考えると別の崩し枠がよさそうです。
選出
・基本選出
→相手のスタンパにラッキーが安全に動かせそうなときは大体これ
・超対面選出
→ラッキーの介護ができなさそうな時
・受け崩し選出
→セグレイブ@1で頑張ってハピラキ以外にテラスを切らせる
雑感
発売当初から考えていたカイリューで目標の最終250位以内(剣盾s1レート換算で2100くらい)を達成できたのでとりあえずは満足です。
最終2桁以上を目指すレベルでなければ、構築の完成度以上に強みを押し付けつつ対戦数を重ねることの方が重要度が高かったシーズンだったと思います。
反省点としては、
・年明けにカイリュー以外を解体して2日で100戦潜る羽目になった
・テラスピースを使ってセーブをしてしまった
良かった点を挙げるならば、
・モトトカゲ展開のおかげで、序盤からストレスフリーで2ロムとも順調に進められた
・年末年始休暇のおかげで存分にポケモンに没頭できた
・勝つまで潜れば絶対勝てると根性論全開で潜っていた(これが一番効果的だったかもしれません…)
とはいえ、最終3桁が2000ラインと甘めに仮定しても、体感7勝くらいで229位だったので、今となっては目標の最終2100は怪しい気がしてきました。
気長にホームのランキング解禁を待とうと思います。
今回がダメならレートが見えて人の多そうなGWあたりにリベンジします。
今回のカイリューを長く考えていた分対策はいくつか知っているつもりなので、今後はしっかりと狩っていきたいです。(フラグ)
万が一参考にされる方がいれば、細かいところもお答えしますのでTwitter(@old_sea_map)までご連絡ください。
おまけ
第9世代ということでパワポケ9の最かわキャラからTNを付けました。
構築名もそれにちなんでいますがわかる人に伝われば幸いです。(キモータ並感)
またいつか厨二ギャルゲーのストーリーをプレイできる日を待っています。